◆ 書面(5)-公正証書のポイント / 離婚-慰謝料・養育費・財産分与


概略:
離婚の際に交わす公正証書とは?公正証書の手数料について。公正証書の書き方・雛形。


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慰謝料、養育費等、金の約束は必ずしも守られるとは限りません。世間一般で借金を返さない人がどれだけ多いことか。その事だけでもあとは推して知るべし、約束はしたものの払う気のない人、最初は払っていたが段々払わなくなる人と様々です。

このようなことのないよう、事前に強制的な執行力を持つ法的に有効な対策を取っておきましょう。離婚協議書だけでは法的拘束力がないので、公正証書を作成するのです。その際「もしもの場合」に備え、慰謝料、養育費等の「支払が滞った場合は強制執行を受けても依存はありません」と強制執行受諾条項を入れておきましょう。
もし、公正証書の中に強制執行受諾条項が入っていないと…
・裁判を起す
・勝訴判決を勝ち取った後
・「強制執行を認める」旨の執行文をもらう
必要があります。と、3行くらいで簡単に書きましたが、離婚を経験しただでさえエネルギーを使っているのに、さらに裁判は大変なものです。忘れずに強制執行受諾条項を入れておきましょう。

慰謝料、養育費等を支払うことが決っているのに支払がない場合、裁判所に金銭的債務を履行するよう、履行勧告を出してもらえます。
それでも相手が支払をしない場合は、次に履行命令を出してもらえます。病気、経済的に困窮しているなどの正当な理由がないのに、履行命令に従わない場合、10万円以下の罰金が科せられます。
裁判所から履行勧告・履行命令が出ると多くの人は従いますが、強制力はないので依然支払を拒否するケースもあります。その場合は、強制執行となります。

場合によっては相手の顔を二度と見たくない、暴力を振るわれたので会うのが恐いというように、当事者間で直接金銭のやり取りをするのが困難な場合があります。このような場合のために家庭裁判所が金銭の寄託を受ける寄託制度があります。
支払義務者 → 家庭裁判所 → 受取者
と金が流れます。

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