◆ 書面(3)-離婚協議書と公正証書 / 離婚-慰謝料・養育費・財産分与


概略:
離婚の際に交わす、離婚協議書と公正証書の違い。


離婚Topへ

○離婚協議書とは
離婚時やその後の約束事を書面にしたものです。主な内容は、
・子供の親権と養育費、
・慰謝料の金額や財産分与
などです。お互いが感情的になっている場合などは、第三者などに立ち会ってもらうなどしてもらい、冷静に話し合いを進めましょう。
それ以外の点についても離婚成立後言った言わないの問題になる事もあるので、決めた内容については 当事者同士の合意文書として離婚協議書を残しておきましょう。離婚協議書は、離婚の後も何年間も残ります。様々な証拠として使えますので、作成したら大切に保管しておきましょう。

○公正証書とは
養育費の支払が守られなかった場合、裁判を起こさなくても支払について強制的な執行力を持っている公的な証書です。
慰謝料や養育費等、金銭の支払以外の事項については執行力を持ちません。どの公証役場でも作成可能です。居住地は関係ありません。当事者が公証役場に行く場合は次のものを準備します。代理人が行く場合は次のものに加え、委任状その他が必要になります。

・離婚協議書
・印鑑証明−発行後6ヶ月以内のもの/自動車運転免許証でも可
・実印
・戸籍謄本
・不動産の登記簿謄本・物件目録−財産分与の対象になる不動産、動産がある場合

公証役場では、公正証書を正本・謄本各1通が交付されます。強制執行は正本でなければだめなので、必ず慰謝料や養育費を受取る側が正本を受け取ります。

○法的な強制執行力
離婚協議書は「法的な強制執行力」を持っていません。毎月5万円の養育費を支払う約束なのに3万円しか払わない。
「約束通り払ってください」
「今月は他の支払があって払えない。無い袖は振れない」
このような場合「法的な強制執行力」を持つ公正証書が必要になります。

離婚Topへ


関連ページ:
慰謝料・財産分与の時効
国際離婚
財産分与(1)-相場
財産分与(2)-税金
書面(1)-離婚協議書
書面(2)-公正証書・公証人役場
書面(3)-離婚協議書と公正証書
書面(4)-公正証書の雛形(サンプル)
書面(5)-公正証書のポイント
親権(1)-親権とは
親権(2)-面接交渉権
夫婦別居の費用
養育費(1)-概略
養育費(2)-再婚・自己破産した場合
離婚をする際の慰謝料について